艦体について
『銀河英雄伝説』に登場。
ローエングラム王朝新銀河帝国において、初めて建造された戦艦。皇帝ラインハルトはこれをバーミリオン会戦において勇戦したミュラーに与えた。
これまでのどこか無骨さのある帝国軍艦艇と違い、まるで白鳥のような優美さを見せる。艦体のみでなく、艦橋内部もこれまでの帝国軍艦艇のそれよりも機能美を強調している。
この艦を旗艦とした艦隊は、おもに後衛を任されることが多かった。「鉄壁ミュラー」と言われるほどの、守勢における粘りを買われてのことである。
なお、ミュラーが皇帝の代理として、イゼルローン要塞へ死したヤン・ウェンリーの弔問に訪れたのもこの艦に乗ってのことであった。
キットについて
キット構成は、レジンキャストパーツ3個(うち1個は台座)、メタルパーツ6個となっている。
製作におけるコツは2点ある。
ひとつはレジンキャストの本体と本体下部パーツ。取りつけると多少のスキマが生じるので、如何にきれいに消すか。ポリエステルパテをスキマに詰め込み、丁寧に表面処理した。
もうひとつは両翼(?)端に取り付けるメタルパーツ。別パーツであるのを如何にきちんと接着し、隠すか。瞬間接着剤、エポキシパテ、ポリエステルパテを駆使してゆっくりならしていった。
艦体形状がシンプルかつ美しいものなので、継ぎ目、パーティングライン等は目立ちやすいので、表面処理は丁寧にしたほうが良い。
メタルパーツがあるのでプライマー入りサーフェーサーを使用しないとはがれやすい。
タミヤ ファインサーフェーサー(白)で下地塗装。その後、グンゼ
Mr.カラーで塗装。
・全体 白
・球形パーツ ミディアムブルー50%+白50%+黒少々
・パイプ、センサー等小パーツ ミッドナイトブルー
・ノズル内部 黒
塗装後、タミヤエナメルカラー黒でスミ入れ&ウォッシング。デカールを貼った後でつや消しクリアーをスプレーした。 |
斜め上方より
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横から
後方より
帝国軍標準戦艦との比較 |